とうもろこしは、夏になると食べたくなる野菜ですよね。
ついつい、甘くて美味しいので食べ過ぎてしまうことも!
我が家では子供のおやつの定番にもなっています。
とうもろこしは、食べ過ぎると腹痛になったり、病気の影響がないのかが心配になります。また、ダイエットをしている方はカロリーも気になるところです。
そこで本記事では、
・食べ過ぎるとどうなるか
・大人と子供の適量について
・とうもろこしの栄養・効果パワー
について紹介しますので、美味しく健康的に食べる参考にして下さいね。
目次
とうもろこしを食べ過ぎるとどうなる?
とうもろこしを食べ過ぎると「お腹を下す」「腹痛」「太る」という症状が起こります。
すぐに出る症状として「お腹を下す」「腹痛」の原因は食物繊維です。
え?食物繊維って体に良いんじゃないの?と思う方も多いと思います。
食物繊維は不足しがちな人が多い栄養素の1つですが、自分の体調に合わせて食べた方がよい栄養素でもあります。
お腹を下す
とうもろこしは、水に溶けない不溶性食物繊維が豊富に含まれています。
水に溶けないので胃酸にも溶けず、そのまま腸へ行き、便の素になります。
水に溶けず、そのままなので、腸の壁を刺激します。
通常だと腸の壁を刺激してくれ、便の素になるので快便になりますが、食べ過ぎると腸の壁が刺激されすぎて腹痛になり、下痢、つまりお腹を下すことになります。
腹痛
腹痛も不溶性食物繊維が関係しています。
ここ数日、便秘になっているという人が、とうもろこしを食べ過ぎると腹痛が起きます。
すでに腸の中に便がたまっている場合、水分が少なく、硬い便となっています。
不溶性食物繊維で腸の壁を刺激しても硬いので外に出すのは大変です。
そうすると硬い便の上に不溶性食物繊維がたまっていくことになり、便秘が悪化し、腹痛になります。
水に溶ける水溶性食物繊維であれば、水分を持っているのでツルっと硬い便をコーティングして外に出てくれますが、とうもろこしには水溶性食物繊維は少ないので便秘が加速します。
肥満
後に詳しくお話ししますが、とうもろこし1本はご飯茶碗軽く1杯より高カロリーです。
このため、おやつやご飯を食べた上におかずとして、1本、2本と食べるとカロリーオーバー状態になり、太ります。
とうもろこしの適量は?
食べ過ぎると良くないのはお話ししましたが、どれくらいなら安心して食べられるのか、つまり適量についてお話しします。
とうもろこしの適量は大人では2本、子供では1本です。
この理由は食物繊維が多いため、腹痛などに繋がりますので、食物繊維が多くなりすぎないようにしたときの適量です。
日本人の食事摂取基準より食物繊維の目標量は、大人の男性は1日20g以上、女性は1日18g以上です。
これは水溶性食物繊維と不溶性食物繊維の合計なので、不溶性食物繊維ばかりのとうもろこしで1日の目標量を摂るのではなく、他の野菜からの食物繊維もありますので、とうもろこし2本(食物繊維12g)が適量です。
同じように子供は、目標量が小学1年生の男の子は1日11g以上、女の子は10g以上なのでとうもろこし1本(食物繊維6g)が適量です。
とうもろこしの栄養・効果・カロリーは?
とうもろこしに多い栄養は、カリウム、マグネシウム、リン、亜鉛、銅、ビタミンB1、ナイアシン、ビタミンB6、葉酸、パントテン酸、食物繊維です。
この栄養素は女性に嬉しい効果をもたらします。
ただし、効果を期待して、食べ過ぎるとカロリーオーバー、腹痛になるので注意が必要です。
とうもろこしの中くらい1本がおよそ200gです。
夏は、1本丸ごとかぶりつく場合も多いので、1本の量も載せますね。
とうもろこし 100g |
とうもろこし 中1本 |
|
エネルギー | 92kcal | 184kcal |
たんぱく質 | 3.6g | 7.2g |
脂質 | 1.7g | 3.4g |
糖質 | 13.8g | 27.6g |
カリウム | 290mg | 580mg |
マグネシウム | 37mg | 74mg |
リン | 100mg | 200mg |
鉄 | 0.8mg | 1.6mg |
亜鉛 | 1.0mg | 2.0mg |
銅 | 0.1mg | 0.2mg |
ビタミンE | 0.4mg | 0.8mg |
ビタミンB1 | 0.15mg | 0.30mg |
ビタミンB2 | 0.10mg | 0.20mg |
ナイアシン | 2.3mg | 4.6mg |
ビタミンB6 | 0.14mg | 1.28mg |
葉酸 | 95μg | 190μg |
パントテン酸 | 0.58mg | 1.16mg |
ビタミンC | 8mg | 16mg |
不溶性食物繊維 | 2.7g | 5.4g |
水溶性食物繊維 | 0.3g | 0.6g |
とうもろこしの効果
とうもろこしに多く含まれる栄養素の効果は、女性に嬉しいものが多いのが特徴です。
・浮腫み改善
・貧血予防
・夏バテ予防
・食欲アップ
・疲労回復
・2日酔い防止
・血行アップによって冷え改善、ダイエットをフォロー
・生理前のイライラ、不調を改善
・皮膚や髪を丈夫にする
子供も大好きなとうもろこしには、成長促進の効果もあるため、子供のおやつに最適ですお。
こんなにたくさんの魅力的な効果があると、たくさん食べよう!と思ってしまいます。
栄養素の量が増えるので効果は倍になりますし、どの栄養素も過剰摂取になるものは少ないので安心です。
とうもろこしをたくさん食べるときの注意点!
とうもろこしは高カロリーのため、注意が必要です。
とうもろこし1本で184kcalです。
これはご飯茶碗軽く1杯が160kcal程度、コンビニおにぎり1個180kcal程度と比べると多いのが分かります。
とうもろこしを主食にしている国もありますので、1食をとうもろこしに変えるか、ご飯を半分にして、とうもろこしを1本食べる、おやつにとうもろこしを食べたからご飯を減らすなど工夫しないと確実に太ります。
ダイエット効果があったとしてもカロリーオーバーになれば、使われなかったエネルギーは脂肪に変えられてしまいますので注意して下さいね。
とうもろこし食べ過ぎのまとめ
<とうもろこしの食べ過ぎは?>
「お腹を下す」「腹痛」「太る」
<とうもろこしの適量は?>
大人では2本、子供では1本
<とうもろこしの栄養と効果とカロリー>
栄養:カリウムなどの無機質、ビタミンB群、食物繊維が豊富です。
効果:夏に困る夏バテ、食欲低下、疲労、2日酔い
カロリー:1本184kcal程度と高カロリー
甘くて美味しいとうもろこしは食べ過ぎてしまいますよね。でも、高カロリーなこと、不溶性食物繊維が多いことから食べ過ぎには気を付けて楽しく食べて下さいね。
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