オクラが黒く変色してしまい食べられるのか心配になることがありますよね。
実は黒く変色といっても、食べられる場合と腐っている場合の2種類の状態があります。
ここでは、オクラが黒くても食べられるのか、傷んだオクラと新鮮なオクラの見分け方を紹介します。
目次
オクラが黒い部分は食べられる?
オクラの黒い部分は食べられる時と食べられない時があるので見分けが大切です。
オクラは傷み始める少しずつ黒くなります。
のち程ご紹介するオクラの傷んで腐っている場合の特徴がある時は食べられません。
オクラが黒くなる原因は?
食べられる時の黒い部分の原因はオクラの栄養の1つである鉄にあります。
オクラは100g当り鉄0.5mgが含まれています。鉄が酸化すると黒くなります。
オクラの表面が手で触りすぎたり、落としたり、ぶつけたりすることで細胞が傷つき、鉄が酸化され、黒くなってしまいます。
鉄が酸化しただけで腐っていない場合は食べることが出来ます。
鉄が酸化しただけで腐っていない場合は、切ったときに中の色は変色していませんので見分けやすいです。
黒い部分も食べられますが、気になる場合は切って取り除いて下さい。
取り除いたり、黒いままだと見た目が良くないので、刻んで和え物にすると食べやすいです。
オクラの種だけが茶色は大丈夫?
オクラの種だけが茶色の場合は腐っているので食べられません。
オクラの種だけが茶色になることは少なく、表面に黒い部分が現れていることが多いです。
種だけが茶色だから種だけ取れば、食べることが出来そうですが、種はしっかり実にくっついているので、食べないことをおすすめします。
腐ったり・傷んでいるオクラの見分け方は?
オクラが腐ると見た目、感触、ニオイで判断できます。
見た目は、オクラのきれいな緑色が黒くなります。
先にお話ししたようにオクラの鉄が酸化したことで黒くなっている場合もあるので注意が必要です。
オクラが腐った時の見た目
切ったときに中の種も茶色や黒くなるなど変色している場合は腐っています。
腐敗が進んでいると白いカビが生え、ネバネバした汁気が出ています。
オクラが腐った時の感触
感触は、まっすぐにピンとしたオクラがグニャグニャに軟らかくなります。
さらに表面を触ると粘り気が出ています。
オクラが腐った時のニオイ
ニオイは腐ったような鼻にツーンと臭いニオイがします。
オクラは緑のネットだけに入っていることが多いので、汁気や粘り気が出てしまったり、カビが生えていた場合には冷蔵庫を消毒しておくと他の野菜が傷むのを予防することが出来ます。
新鮮でおいしいオクラの見分け方は?
新鮮で美味しいオクラを見分けるのはスーパーで簡単に確認できるのでオクラの袋を手に取って良く見て下さい。
①表面に黒い部分がない
新鮮なオクラは表面に黒い部分がないものです。
収穫から日にちが経ってくると傷み始め、黒い部分が出てきます。
値引き商品になっているオクラは黒い部分がありますので、買ったその日のうちに調理して食べるのがおすすめです。
②表面に白いうぶ毛がある
新鮮なオクラは表面に白いうぶ毛があります。
収穫から日にちが経ったり、人の手で触れすぎるとオクラのうぶ毛が減っていきます。
うぶ毛があると調理するときに手が痛いから避ける人も居られますが、新鮮な証拠なのでうぶ毛ありがおすすめです。
③ピンとハリがある
新鮮なオクラはピンとハリがあるものです。
オクラは90%以上が水分のため、新鮮さがなくなると水分が減り、ハリがなくなっていくため、ピンとならず、グニャッとなります。
スーパーで軽く触って確認できます。
ただ、触って確認すると傷みやすくなるため、買ってから黒い部分が出やすくなるので気をつける必要があります。
④小さいサイズ
美味しいオクラは小さいサイズです。
オクラは未熟な果実部分を食用としています。つまり、大きいほど完熟に近くなり、実が硬くなってしまいます。
硬いオクラは繊維質でネバネバも楽しめず、美味しさが半減します。
オクラのまとめ
オクラの黒い部分は切ったときに中が変色していなければ、鉄が酸化しただけなので食べられます。
オクラの黒い部分は、切ったときに中が黒や茶色に変色していたり、表面に粘り気や汁気、カビがあり、軟らかい状態で臭いニオイのいずれかがある場合は食べられません。
新鮮なオクラは黒い部分がなく、鮮やかな緑色で、うぶ毛があり、ピンとハリのあるものです。
美味しいオクラは小さいサイズのものです。
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