らっきょうは保存食にしてあることが多いので年中食べることができます。
らっきょうはシャキシャキして健康に良いイメージと塩分が多くて不健康なイメージの両方があります。
ここでは、らっきょうの効果と適量について、食べ過ぎは危険なのかを紹介します。
らっきょうは好きだけど、どれくらい食べても良いか気になる方は参考にしてください。
記事作成:管理栄養士 SIMO
らっきょうを食べ過ぎるとどうなる?
らっきょうを食べ過ぎるとお腹が痛くなります。
お腹と言っても胃と腸が荒れます。
らっきょうの香りの成分であるアリシンは胃液などの消化液の分泌を高めて食欲アップしてくれます。
適量であれば、消化液が分泌され、食欲アップし、食べたものの消化を助けてくれます。
食べ過ぎると消化液が出過ぎて、自分の体である胃や腸まで溶かしてしまうため、胃と腸が荒れ、痛くなります。
らっきょうの一日の適量は?
らっきょうの一日の適量は4粒程度です。大きさにより前後しますが目安としてご参考くださいね。
らっきょうの食べ過ぎと言われても人によってはイメージする量が違います。
5粒以上は食べ過ぎと思ってください。
食べ過ぎは胃や腸が荒れるため、胃腸が悪い人や胃腸が悪いときには食べるのを控えてください。
反対に胃腸が丈夫な人は5粒以上を食べても胃腸が荒れませんが、胃腸は体の外から確認はできないので4粒を目安にするのがおすすめです。
4粒で30g程度の重さのため、塩分は1.1gになります。
日本人の食事摂取基準2020年版より1日の塩分の目標量は女性で6.5g未満になりました。
1食あたり塩分2.1g程度になるため、らっきょう4粒で塩分1.1gは多いのが分かります。
らっきょう26粒程度を1日で食べると1日の塩分量をらっきょうのみで摂ってしまいます。
次にらっきょうの良い効果を紹介していきますが、塩分摂り過ぎになること、胃や腸が荒れることを忘れないようにしたいですね。
らっきょうの効果・効能は?
らっきょうの効果・効能は血液サラサラ、発汗作用、食欲アップがあります。
らっきょうとビタミンB1を一緒に摂ると疲労回復効果があります。
らっきょうの匂い成分と辛み成分であるアリシンが主に効果効能を発揮します。
アリシンは血液が固まるのを遅らせ、血液中の脂肪を減らすため、血液がサラサラになります。
血液がドロドロだと疲れやすくなり、高血圧になり、免疫力が低下するため、病気になりやすくなります。
さらにひどいと血液の塊ができ、脳や心臓などの細い血管で詰まると脳梗塞、心筋梗塞になります。
らっきょうは塩分の摂り過ぎになりますが、アリシンの血液サラサラ効果もあり高血圧になりやすくはないです。
塩分が少なく、アリシンが多い玉ねぎやニンニクを利用すると高血圧予防には効果的ですね。
辛み成分であるため、アリシンは身体を温める効果があり、汗がでやすくなり、冷え性改善になります。
冬場に身体を温めるために食べたり、風邪や発熱の時に汗を出させて解熱させるために食べたりすると効果があります。
風邪の時にねぎを入れたおかゆを食べるのは、ねぎにもアリシンがあるためだと分かりますね。
アリシンはビタミンB1と一緒に摂ることでアリチアミンになります。
アリチアミンによってビタミンB1の吸収が良くなり、ビタミンB1の効果が長くなります。
ビタミンB1の疲労回復効果が長くなることで疲れにくく、スタミナがつきます。
ビタミンB1のイライラ予防の効果が長くなることでストレスフリーになります。
コロナウイルスなどで自粛でのストレスを緩和するのにも良いですね。
らっきょうはダイエットになる?
らっきょうはビタミンB1と一緒に食べたときにダイエット効果を発揮します。
らっきょう4粒は35kcal、糖質25.9gです。
野菜の仲間と考えるとカロリーと糖質が高めです。
らっきょうの効果効能の1つであるビタミンB1と一緒に摂るとビタミンB1の効果をアップしてくれます。
ビタミンB1は糖質が体脂肪になるのを予防できます。
らっきょうにも糖質がありますが、ビタミンB1と一緒に食べると体脂肪にせずにすみます。
体脂肪になるのを予防してくれるため、ダイエット効果があると言えますが、らっきょう4粒食べていれば痩せたというほどの効果は得にくいです。
ダイエットとして運動をしたときに筋肉痛や筋肉疲労は解消されるため、運動でのダイエットを長続きさせる手助けはできます。
まとめ
らっきょうの食べ過ぎは塩分過剰や胃や腸を痛めるため、1日4粒程度が目安です。
らっきょうの効果・効能は香りと辛み成分であるアリシンによる血液サラサラ、発汗作用、食欲アップです。
特に血液サラサラ効果によって生活習慣病が予防できます。
らっきょうとビタミンB1を一緒に摂ると疲労回復効果や糖質の代謝アップによりダイエット効果が得られます。
記事作成:管理栄養士 SIMO
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