6月6日の梅の日の頃には梅をスーパーでよく見かけます。
梅ジュース・梅シロップを始めて作ったときに白カビが生えて捨ててしまった!
泡が出ていて腐っていると思って、捨ててしまったから作りたくない!
梅ジュース・梅シロップを作って失敗したと思っていたけど、白カビ、濁り、泡は問題ないと聞いたこともあるため悩んでいる人も多いのではないでしょうか?
ここでは、梅ジュース・梅シロップのカビの原因と予防方法、濁りや泡が出ているものは食べても問題ないのかを紹介します。
梅ジュース・梅シロップを作ってみたい、再挑戦したいという方はぜひ参考にして下さい。
記事作成:管理栄養士 SIMO
梅シロップ・梅ジュースのカビの原因と防止方法は?
梅ジュース・梅シロップの白いカビの原因は梅の天然酵母です。
天然酵母というとパンに利用されていることで注目されていますので安心できます。
白いカビのようにみえるだけでカビではなく、天然酵母です。
白い天然酵母ができた梅ジュース・梅シロップが美味しいと感じる方も居られ、わざと白くなるように作る方も居られるほどです。
白い天然酵母は必ずできるわけではないです。
梅の天然酵母は色が白く、カビっぽく見えるため、パンは加熱するけど、梅ジュース・梅シロップは加熱しないで飲むつもりだから微妙と思ってしまいます。
白い天然酵母を防止する方法を4つご紹介します。
<白い天然酵母を防止する方法>
①使う容器をしっかり加熱消毒やアルコール消毒をする
②梅をしっかり洗い、水分をしっかりふき取る
③砂糖と梅をしっかりくっつけて容器に入れる(砂糖、梅、砂糖、梅など交互になるようにするなど)
④毎日、蓋をしたまま、ゆすったり、ふったりして混ぜ合わせる
作る時の防止方法が3つで、作った後はほったらかして良いと思いがちですが、毎日混ぜるのがポイントです。
梅ジュースに泡が出てきたものは飲める?
梅ジュースに泡が出てきたものは飲めます。
梅ジュースに泡が出た物はアルコールが作られているため、運転予定の人や子供には飲ませないようにしないといけません。
ただし、腐っている状態である青カビ、生ごみ臭、苦みがする場合は飲めませんので見極めが肝心です。
泡の正体は炭酸ガスが発生したためです。
この炭酸ガスは梅ジュースを熟成している間に梅の天然酵母菌が梅ジュースの中の砂糖を使って、活動したためです。
この酵母菌が砂糖を使って活動するのを発酵と言います。
発酵と言えば、納豆やキムチなどが有名ですので安心できますね。
梅シロップが発酵すると泡が増えていき、砂糖がアルコールになっていき、梅酒になってしまいます。
発酵してしまう原因は砂糖が梅エキスによってしっかりと溶けなかったためです。
発酵させないために、完成するまで毎日、梅ジュース・梅シロップの容器を蓋をしたまま、ゆすったり、ふったりして混ぜ合わせます。
梅ジュースに泡が出てきたものは飲めます。
梅ジュースに泡が出た物はアルコールが作られているため、運転予定の人や子供には飲ませないようにしないといけません。
特に運転予定の人は、飲酒運転で検挙されることになりますので要注意です。
大人用にはホワイトリカーと砂糖と梅を使ってアルコール度数の高い梅酒を作っていて、子供用に梅ジュースを作ったのに困る!という場合には対処方法があります。
調理酒として使った料理も加熱するとアルコールが揮発して、アルコールがなくなります。
これを利用して梅ジュースも弱火で加熱してアルコールを飛ばせば、子供にもおすすめできます。
梅シロップの濁りは大丈夫?
梅シロップの濁りは大丈夫です。
ただし、腐っている状態である青カビ、生ごみ臭、苦みがする場合は飲めませんので見極めが肝心です。
梅シロップの濁りは梅の天然酵母と泡によるためです。
梅の天然酵母は先にお話ししたように白いです。
毎日、梅シロップを振っても白い酵母が出来ていると濁ってしまうためです。
泡も大量に出てくると濁って見えます。
まとめ
・カビの原因は白カビに見えるだけで梅の天然酵母
・濁りや梅ジュースの泡が出たものは飲める。
・濁りの原因は、梅の天然酵母と泡によるため。
・泡はアルコール発酵したことで、炭酸ガスが発生したため。
<白い天然酵母を防止する方法>
①使う容器の消毒
②梅をしっかり洗い、水気を取る
③砂糖と梅をしっかりくっつけて容器に入れる
④毎日、混ぜ合わせるの4つがあります。
梅ジュース・梅シロップの悩みは解決されましたか?ぜひ、美味しい梅ジュースを作ってみてくださいね。
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