寒くなるとコタツでみかん!という家庭の方は多いですね。
みかんはリンゴや梨などと比べると皮が手でむけるので食べやすいのが魅力の1つです。
みかんを食べれば食べるほど、みかんの皮がゴミとして出てくるともったいない気持ちになりませんか?
みかんの皮が美味しく食べられたり、身体に良い効能があるなら利用したい人も多いですよね。
ここでは、みかんの皮の栄養と効果、デザートとおかずのアレンジレシピを紹介しますので参考にして下さい。
記事作成:管理栄養士 SIMO
みかんの皮の栄養・効能は?
みかんの皮は白い筋の部分と一番外側のオレンジ色の部分の2種類があります。
よくA型の人はみかんの白い筋まできれいに取り、B型の人は白い筋が付いたまま食べるといったことを耳にします。
白い筋の部分に良い栄養があるのであれば、B型の人は得をしているのが分かります。
白い筋の部分には、ペクチン、ヘスペリジンが多く含まれています。
オレンジ色の皮の部分にはペクチン、クエン酸、ヘスペリジンが多く含まれています。
それでは、みかんの皮の栄養について詳しくみていきたいと思います。
ペクチン
ペクチンは、食物繊維の1つです。
食後の血糖値が上がるのをゆっくりにする働き、腸内の有害物質を集めて、便の素になって排泄させる働きがあります。
血糖値が早く上がると身体ですぐに消費できないため、脂肪に変えられてしまいます。
排泄が促されるため、便秘が解消されます。
ダイエットに効果があることが分かります。
クエン酸
クエン酸はみかんにも多く含まれていますが、皮にも多く含まれまています。
クエン酸は貧血予防になる鉄分や骨を丈夫にするカルシウムが身体に吸収されやすくする働き、抗菌、抗ウイルス効果があります。
冬場はインフルエンザや風邪が流行る時期なので、しっかり摂りたいですね。
ヘスペリジン
ヘスペリジンは血圧を下げる働き、血管を収縮する働き、毛細血管を強くする働きがあります。
冬場は冷えやすく冷え性の人にはつらい時期なので、しっかり摂りたいです。
みかんの皮のアレンジレシピは?
みかんの皮に良い効能のある栄養があることは分かりました。
でも、みかんの白い筋はそのまま食べられてもオレンジの部分はそのままでは食べにくいです。
そこで、みかんの皮のアレンジレシピを紹介します。
ほろ苦みかんの皮のジャム
<材料>
みかんの皮
砂糖
水
砂糖はみかんの皮の重さの半分程度を目安にお好みの甘さに調節します。
<作り方>
1. みかんの皮を軽く洗い、千切りにします。
苦くなるのは白い部分のため、苦いのが苦手な人は白い部分は取り除きます。
2. みかんの皮をたっぷりの水に1日漬けておきます。
余裕があれば1~2回程度、水を入れ替えます。みかんのアクが抜けることで苦みが減ります。
3. 鍋にみかんの皮、砂糖を入れ、みかんの皮がひたひたになる程度まで水を入れ、弱火で煮詰めます。
味見をして、甘みが少なければ砂糖を追加します。
4. パンに漬けたり、無糖ヨーグルトに混ぜたりしていただきます。
ホットみかんティー
ほろ苦みかんの皮のジャムを作った簡単アレンジレシピです。
レモンティーは紅茶にレモンを入れますが、ホットみかんティーは、紅茶にみかんの皮のジャムを入れるだけです。
作り方は紅茶を入れた後にジャムを入れるだけです。
ジャムを温かい紅茶に入れることで、みかんの香りがしてホッとできます。
砂糖を追加しなくてもジャムの甘味があるため、美味しく飲めます。
大根とみかんの皮の酢の物
みかんの皮がたくさんない時はジャムを作るのはガス代ももったいないですし、手間もかかって大変です。
そんな時は酢の物にちょっと入れるだけでも美味しく食べられます。
<材料>
・大根
・みかんの皮
・酢
・砂糖
・塩のみ
<作り方>
1. 大根を拍子切りにし、塩をふりかけます。
2. みかんの皮は千切りにします。
3. アク抜きのために、みかんの皮に熱湯をかけます。
4. 大根を水で洗って塩気を抜きます。
5. 大根とみかんの皮を混ぜ、酢、砂糖、塩で2:1:少々のように酢の物の配分で味付けします。
すし酢やかんたん酢などを使うとかけるだけなので、さらに簡単にできます。
みかんの皮のオレンジ色が追加され、大根の白だけだと寒々しい彩りが改善されます。
みかんの皮の栄養まとめ
みかんの皮には、ペクチン、クエン酸、ヘスペリジンが多く含まれています。
みかんの皮の栄養の効能は、冬場特有の悩みを中心に身体に良い効能があります。
・血圧を下げる
・冷え性予防
・血糖値が上がるの緩やかにする
・便秘解消
・インフルエンザ・風邪予防
みかんの皮が多ければ、ジャムが作れ、ヨーグルトや紅茶に入れると美味しく食べられます。
少量のみかんの皮は、大根と一緒にして酢の物にすると美味しく食べられます。
記事作成:管理栄養士 SIMO
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