冬が旬のロマネスコを見たことがありますか?
独特の形をしているので見た目が気持ち悪い。。どんな味?美味しいのかなと気になる方も多いのではないでしょうか?
ここではロマネスコとは何か、味や下処理、食べ方について紹介します。
店で見かけて食べてみたいと思った方はぜひ参考にして下さいね。
記事作成:管理栄養士 SIMO
目次
ロマネスコってどんな野菜?
ロマネスコは最近できた野菜ではなく、ヨーロッパで16世紀ごろから食べられていた古くからある伝統的な野菜です。
見た目からカリフラワーやブロッコリーを連想するように両者を掛け合わせた野菜や両者の原種とも言われていますが、はっきりとは分かっていません。
形は、ブロッコリーのように茎と葉があり、花の部分を食べます。
色はブロッコリーのような緑色より薄い黄緑色です。
花の部分が大きく異なり、サンゴが付いているような形で、小さなクリスマスツリーがたくさんついているようにも見えます。
ロマネスコの味は?
ロマネスコの味はわずかに甘みがあります。
緑の野菜は青臭いのものが多いですが、緑色ではあるもののロマネスコは青臭さがないのが特徴です。
歯ごたえがあるコリコリした食感があります。
歯ごたえはありますが、生のにんじんやきゅうりのようにポリッとはならず、軟らかさもあるのが特徴です。
ロマネスコの下処理、切り方は?
ロマネスコは独特の形をしているため、どうやって切ればよいのか悩みますよね。
基本的にはブロッコリーやカリフラワーの下処理、切り方を参考にすれば問題ありません。
緑色のため、カリフラワーのように酢につける必要はありませんので簡単です。
下処理・切り方
1. 流水で洗い、水気をキッチンペーパーなどで、ふき取ります。
2. ロマネスコの葉っぱの部分を取り除きます。
3. 花の部分を食べやすい大きさに切り離していきます。
イメージとしてはブロッコリーを切り離していくくらいの大きさです。
4. 花の部分の頂点部分を手で折って分けます。
そのまま調理しても良いですが、とがっていて食べる時に口の中が痛くなるので分けるのがポイントです。
5. 加熱します。
沸騰させた湯で2分程度、塩茹でにします。
塩分が気になる方は、大きな皿にロマネスコをのせて、ふんわりラップをかけて電子レンジ3分程度加熱しても良いです。
6. 料理に利用していきます。
ロマネスコの茎はブロッコリーの茎のように食べられます。栄養もあるので捨てずに食べるのがおすすめです。
ロマネスコの茎の下処理・切り方
1. 表面は固いため、茎の中の部分だけを取り出します。
ピーラーで剥いていっても良いですし、包丁でしっかり皮を剥いても良いです。
2. 食べやすい大きさに切ります。
用途に合わせて短冊切り、サイコロ状の角切りなどにします。
3. 加熱します。
沸騰させた湯で2分程度、塩茹でにします。
塩分が気になる方は、大きな皿にロマネスコをのせて、ふんわりラップをかけて電子レンジ3分程度加熱しても良いです。
密封袋に入れ、ストローでしっかり空気を抜いて封をして、冷凍保存します。
1か月程度の日持ちがしますし、シチューなどに後から入れるのに便利です。
ロマネスコの食べ方とおすすめ料理は?
ロマネスコの食べ方はブロッコリーやカリフラワーと同じように考えて良いです。
見た目を生かしてサラダの彩りやシチュー、グラタンの仕上げに入れて、使うのも良いです。
クリスマスツリー風サラダ
<材料>
ロマネスコ、生ハム、ポテトサラダ、マヨネーズ
まず、ご家庭の味でポテトサラダを作ります。
ロマネスコは下処理時に花の部分の頂上はそのままにしておきます。
ロマネスコの茎は角切りにしてポテトサラダに混ぜると無駄になりません。
ポテトサラダをクリスマスツリーに見えるように円すいの形に整え、崩れにくくするために生ハムで円すいを包みます。
ロマネスコの花はポテトサラダを台にするようにして、クリスマスツリーに見えるように立てます。
マヨネーズで雪が降ったように生ハムとロマネスコにかけます。
見た目はピンクと黄緑のクリスマスツリーがいくつか立っているサラダで楽しい一品です。
もちろん、クリスマスだけでなく誕生日などのパーティーにもぴったりです!
ロマネスコのペペロンチーノ
<材料>
ロマネスコ、ベーコン、パスタ、ニンニク、鷹の爪、塩、ブラックペッパー、オリーブオイル
<作り方>
オリーブオイルでロマネスコ、ベーコン、鷹の爪、ニンニクを炒めて、ロマネスコに火が通ったら、茹でたパスタを入れ、塩とブラックペッパーで味付けします。
ロマネスコは青臭くないのでペペロンチーノにすると美味しく食べられます。
ロマネスコのまとめ
ロマネスコはヨーロッパの伝統的な野菜の1つです。
味は青臭さがなく、わずかに甘みがあります。
下処理方法は、葉を取り除き、花の部分を切り分けて、花の頂上部分は手で切り分けて加熱します。
茎は、硬い外側を取り除いて内側を食べやすい大きさに切って加熱します。
ロマネスコの形を生かしてクリスマスツリー風のサラダに利用したり、グラタンやシチューの仕上げに追加すると見た目を楽しめます。
ロマネスコは普段の料理からパーティーの料理まで活躍しますよ。
記事作成:管理栄養士 SIMO
コメントを残す