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冬瓜の名前の由来・語源は?旬の季節・時期は?絶品レシピを紹介!

冬瓜を買って、食べたことがありますか?

冬の瓜と書いて「トウガン」と読みます。地域によっては「カモウリ」と呼ぶこともあります。
名前は知っているけど、食べたことない人も多い意外とマイナーな野菜ですよね。

冬瓜の旬は冬という漢字が使われていますが、実はスーパーで冬に見かけません。貯蔵性に優れているので、長期間保存できるのが特徴なんですよ。

ここでは、

・冬瓜の名前の由来と語源
・冬瓜の旬の時期・季節
・栄養士直伝の美味しいレシピ(汁物、あんかけの定番だけでなく、夏バテ対策の焼き物)

についてご紹介していきます。

記事作成:管理栄養士 下山洋子

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冬瓜(トウガン)の旬の時期・季節はいつ?

冬瓜の旬は夏!冬じゃないよ!

冬瓜は「冬の瓜」と書くことから冬が旬だと思っている方もいますが、実は夏が旬なのです。

さっぱりとしているので、夏バテ防止にもぴったりな野菜なのですよ。

最近はハウス栽培もあることから探せば年中食べることができますが、あまり旬以外の時期には見かけませんね。
地域の温かさの違いもあり、5月頃から出回り始め、7~8月に最も出回り、10月頃には減ってきます。

 

冬瓜の名前の由来は?

冬瓜の由来:貯蔵性が良くて冬まで日持ちするから!

冬って字が使ってあるのに旬が夏なのは不思議ですよね。
冬瓜と呼ばれるのは、冬瓜が冷えた日の当たらない所で保管すると、なんと冬まで傷まず日持ちするのが由来です。
収穫してからとても貯蔵性が良くて長期間保存できるんですよ。

ただし切ってしまうとダメなので、切って売っているものは早めに食べるようにしてくださいね。

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冬瓜ってどんな味?冬瓜のおすすめレシピ!

冬瓜の味は、苦いとか甘いなどの特徴はなく、淡泊なものです。
私は軟らかい繊維のある大根という印象を持っています。
このため、調理方法は煮る、和える、汁物、酢の物などの具の1つとして他の色々な具と合います。

とうがんは大きいので、全部使えるか不安になりますよね。

一番悩まないレシピは、ずばりみそ汁や煮物の具の1つにすることです。ご家庭の好みの味付けで食べて下さいね。
そうは言っても分量を知りたい!という方は紹介しますので参考にしてください。

まずは、下処理・下ごしらえの方法はこちら>
 冬瓜の下ごしらえ・レンジで下処理は?皮・わたも美味しいレシピ!

冬瓜のみそ汁

材料(4人分)
冬瓜 1/4玉
人参 1/2本
油揚げ 1枚
だし 適量
味噌 適量

作り方
1.冬瓜の皮をむき、種をとり、いちょう切りにします。
2.人参も皮をむき、いちょう切りにします。
3.油揚げは熱湯をかけ、食べやすい大きさに切ります。
4.鍋にだしを作り、沸騰後に1~3を中火で煮ます。
5.人参、冬瓜が軟らかくなったら、一度火を止め、みそを入れます。
6.火をもう一度入れ、沸騰直前まで煮ます。

 

冬瓜のそぼろあんかけ

もっと冬瓜を使った料理がしたい!という方は、冬瓜のそぼろあんかけがおすすめです。
おかずカップに入れて、冷凍すれば、お弁当のおかずにもなります。冷えても夏野菜なので美味しさもキープできますよ。

冬瓜の煮物の冷凍保存についてはこちら>
冬瓜の日持ちは?保存方法と冷凍保存を紹介!煮物の日持ちと冷凍は?

材料(4人分)
冬瓜1/4玉
鶏ひき肉150g
生姜 1片(生姜チューブでもよいです)
だし 適量
みりん 大さじ2
醤油 大さじ1(色が茶色になるのが嫌な人は薄口醤油)
酒 大さじ2
塩 小さじ1
水溶き片栗粉
片栗粉 大さじ1
水 30cc

作り方
1.冬瓜の皮をむき、種をとり、食べやすい大きさに切ります。
2.生姜はすりおろします。
3.冬瓜を10分程度茹でます。
4.深めのフライパンで鶏ひき肉、生姜を炒めます。(フライパンにくっつく人は油をひいて下さい)
5.4に冬瓜を入れ、さらに炒めます。
6.5にだしを具がヒタヒタになる程度に入れます。
7.沸騰後、みりん、醤油、酒、塩で味付けします。お好みで調整して下さい。
8.煮汁が少なくなってきたら、火を止め、水溶き片栗粉を加えます。
9.再び火をつけ、とろみをつけます。

 

夏野菜の豚肉巻き

夏野菜なら、ぜひとも夏バテ対策に利用したい!という方は冬瓜の豚肉巻きがおすすめです。
煮物が定番ですが、肉巻きは冬瓜だけでなく、ポテトやナスなども使うとバラエティーに富んだおかずに変身できます。
豚肉のビタミンB2は夏バテに効果的ですし、冬瓜は身体を冷やす効果があるので、夏に一度は食べたいレシピです。

材料(4人分)
冬瓜 1/4個
ナス 1本
豚こま切れ 300g程度(豚バラ肉は脂が多く、カロリーも高いので豚こま切れを私は使います)
酒 大さじ3
塩 小さじ1/2
ポン酢 適量(焼き肉のたれでもよいですし、味付けなしでケチャップをつけて食べてもよいです)

作り方
1.冬瓜の皮をむき、種をとり、豚肉が巻きやすい細長い大きさに切ります。
2.なすの皮をむき、豚肉が巻きやすい細長い大きさに切り、水に晒しておきます。
3.豚肉は酒、塩を入れ、臭味とりをします。
4.冬瓜となすに肉を巻き付けます。
5.フライパンを熱し、4を入れ焼きます。
6.焼き色が付いたら、ポン酢をまわし入れ、蓋をして熱します。
7.冬瓜に楊枝を差し、軟らかくなっていれば、水気を飛ばします。

 

まとめ

・冬瓜の旬は夏
・夏に収穫されても冬まで貯蔵できるため冬瓜と呼ばれているんです。
・冬瓜は、苦いとか甘いなどの特徴はなく、淡泊な味
・冬瓜は、煮る、和える、汁物、酢の物などの具の1つとして、他の色々な具の邪魔をしない主張の弱いのが特徴
・冬瓜のみそ汁、とうがんのあんかけ、豚肉巻きに冬瓜

冬瓜の旬の季節が夏っていうのは驚きですよね。由来を聞けば納得?!色々な料理に合うので、冬まで腐らないのにあっという間に使いきれますね。

記事作成:管理栄養士 下山洋子
記事編集:食べいろナビ編集部

 

 

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