冬瓜っていつでも食べるわけではないので、「下ごしらえや下処理って必要なのかな?面倒でないといいけど…」と心配な方もいますよね。
下処理っていうと苦味を取ったり重曹を使わないといけないと思うのかもしれませんが、冬瓜の下処理はとても簡単なんですよ。ここでは、茹でる方法と電子レンジを使った簡単な方法を紹介しますね。
また、夏場はできれば生ごみは増やしたくないという人も多いですよね。冬瓜の皮、ワタを使った美味しいレシピも紹介しますので、ぜひ冬瓜を丸ごと美味しく食べて下さいね。
それでは今回は、
・冬瓜の簡単な下ごしらえの方法
・レンジを使った下処理の方法
・冬瓜の皮・ワタの絶品レシピ
についてご紹介していきます。管理栄養士の直伝の簡単レシピでぜひ美味しく食べてくださいね。
記事作成:管理栄養士 Simo
目次
冬瓜の下ごしらえ・下処理の方法は?基本編
冬瓜の下ごしらえ・下処理の基本は、
「切って、わたを取って、皮をむいて、10分茹でるもしくは5分電子レンジで加熱」です。
冬瓜は苦味はなく、重曹なども使わなくてよいのでとても簡単です。これから詳しくポイント一緒に紹介します。
まずは一般的な方法からお話ししますね。
簡単な茹でる方法!
1. 冬瓜を切ります
まずは使う分だけ切ります。
細長い方に横半分に切り、さらに縦半分に切っていき、また縦半分に切り、1/8個程度まで切ると切りやすいです。
意外と冬瓜の皮が固いので最初は横半分で切ると縦半分で切るよりも切る長さが短くなるので簡単です。
2.わたを取ります
わたはカボチャのようにまではっきりと種とわたが分かるわけではありませんが、見れば、わたの部分が分かります。
カレー用スプーンを使って、わたをすくい出します。
ここでスプーンでも硬くて手が痛い!という方は包丁で実とわたの境目から切っても良いですよ。
残っていると食感が悪くなるので出来るだけ取るように頑張ってくださいね。
3.皮をむきます
ピーラーでむくのが一番簡単でおすすめです。
緑の部分をピーラーでむきます。
4. 切ります
調理方法に合わせて、好みの大きさに切ります。
5. 面取りします ※やらなくてもOK!
煮物をする人で「きれいに仕上げるために手間を惜しまない!」という人は包丁で面取りしてください。
大根の煮物の面取りと同じ方法で良いです。
6. 下茹でします
鍋に切り終わった冬瓜を入れ、たっぷり水を入れ、火にかけます。
沸騰後、大きさによって変わりますが、10分程度で茹でます。
竹串が刺した時にすーっと入り、硬くなければ下茹でできています。
冬瓜は透き通ってきているのも目安になります。
7.冷やします
ザルに冬瓜を取り、流水で冷やします。
冬瓜の下処理の方法は簡単ですよね。次に電子レンジを使う方法を紹介します。
冬瓜の電子レンジを使った下処理の方法
一般的な茹でる方法と手順1~5までは同じですので、手順6からお話ししますね。
6. 電子レンジで加熱する
耐熱容器に冬瓜を入れ、ラップをします。500~600Wで5分程度、チンしてください。
竹串が刺した時にすーっと入り、硬くなければ下茹でできています。
冬瓜は透き通ってきているのも目安になります。
もし、下茹で状態になっていなければ、さらに1分ずつチンしてください。
この時、ラップを外して冬瓜の上下を入れ替えてすると良いです。
ラップを外すときは湯気でやけどに気を付けてくださいね。
大根を下茹でして調理する場合や電子レンジで加熱する場合、下茹でしないでそのまま使うときと冬瓜は似ていますね。
どれも好みに合わせて、してみてください。
大根と違って、夏が旬の冬瓜ですから下茹ですると部屋が暑くなって大変ですから、個人的には電子レンジが好みの方法です。
冷凍保存しても霜が付かないので冷凍焼けをせずに美味しく食べられます。
野菜だけでなく、お肉や煮物なども真空パックで美味しく保存できるので、私の手放せないアイテムになりました^
冬瓜の皮は食べられる?美味しいレシピを紹介!
冬瓜の「皮」は食べられます!
皮は剥いてしまって、捨てていた方も多いんではないでしょうか?!
なんと、勿体ない!!
節約レシピで大根の皮が食べられるのは認知されてきていますよね。
節約までして食べなくても…と思った方はぜひ皮のパワーを知ってください!
むくみ解消、高血圧予防の効果があるカリウムが皮の部分には豊富に含まれているんですよ。
そして薬用としても使われているんです。
冬瓜の皮は、節約よりも美のために、捨てずに食べてみて下さい。
どうやって調理するといいのかと言うと、冬瓜や大根の皮は食感が固いので、「きんぴら」にするのがおすすめです。
冬瓜のきんぴらのレシピ
材料(4人分)
冬瓜の皮 1玉分
にんじん 1本
ごま油 大さじ1
醤油 大さじ2
砂糖 大さじ2
酒 大さじ2
塩 小さじ1/2
作り方
1. 冬瓜の皮、にんじんを千切りにします。
2 フライパンにごま油を熱します。
3. 冬瓜の皮とにんじんを炒めます。
4. しんなりしてきたら、調味料をすべて入れ、炒めます。
きんぴらごぼうのように冷凍もできるので、おかずカップに入れて冷凍すれば、お弁当の一品にもなりますよ。
冬瓜のわたは食べられる?美味しいレシピを紹介!
冬瓜の「皮」に続き、
なんと「わた」も食べられます!
種も食べられるのですが、硬くて食べられるようにするのに手間暇がかかりますので、今回はわたのみ紹介しますね。
冬瓜のわたのみそ汁
材料(4人分)
冬瓜のわた 1玉分
小ねぎ 10g
だし600cc
みそ 60g
作り方
1. 冬瓜のわたを水で流しながら、種を取ります。
2. 食べやすい大きさにわたを切ります。
3. 小ねぎを小口切りします。
4. だしに、わたを入れて煮ます。
5. 沸騰したら、火を止め、みそを溶かします。
6. ねぎを入れ、再び煮て、みその風味が飛ばないように沸騰直前で火を止めます。
まとめ
<冬瓜の下処理>
切って、わたを取って、皮をむいて、10分茹でるもしくは5分電子レンジで加熱
スプーンやピーラーを用意するとより便利!
<冬瓜の皮とワタの料理>
・冬瓜の皮は千切りにして、きんぴらに!
・冬瓜のわたは種を取って、みそ汁の具材に!
冬瓜の下ごしらえはとても簡単なので、夏が旬の冬瓜を丸ごと食べて暑い夏を乗り切って下さいね。
記事作成:管理栄養士 Simo
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