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大根おろしの汁の栄養・効果は?飲むと風邪・喉に良いって本当?!

大根おろしの汁は多いと大根おろしが食べにくいため、捨てていませんか?

おばあちゃんの豆知識などでは大根おろしの汁と蜂蜜を入れて、飲むと風邪・喉に良いと言われているけど、本当であれば、捨てていればもったいないですね。

ここでは大根おろしの汁の栄養とその効果について紹介し、風邪・喉に良いって本当かを検証します。

大根おろしの汁は捨てているという人はぜひ参考にして下さいね。

記事作成:管理栄養士 SIMO

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大根おろしの汁の栄養や効果は?

<ビタミンC>
美肌効果、抗がん作用、動脈硬化、心筋梗塞、脳梗塞などの予防、免疫力アップ、疲労回復効果

 

<アリルイソチオシアネート>
抗がん作用、殺菌効果、食欲増進効果、血液サラサラ効果

 

<酵素>
胃もたれ予防効果

大根おろしの汁に含まれる栄養は主にこの3つとなっております。

それでは、それぞれの栄養と効果を詳しくみていきましょう。

ビタミンCの栄養と効果

ビタミンCは大根自体にもありますが、ビタミンCは水に溶ける性質という特徴があるため、大根おろしの汁にビタミンCが溶け出てきています。

もう1つの特徴の熱に弱い性質のため、加熱しない大根おろしの汁はビタミンCが壊れずにしっかり残っています。

 

ビタミンCの効果はお肌にハリを持たせるコラーゲンを作るのに必要な栄養素で、さらにシミの素であるメラニン色素が作られるのを防ぐ効果があるため、美肌効果があります。

健康面では抗がん作用、過酸化脂質が作られるのを防ぐため動脈硬化、心筋梗塞、脳梗塞などの予防、ウイルスを攻撃する白血球を助け、さらにウイルスを攻撃する作用があるため免疫力アップの効果があります。

不足すると疲れやすくなるので、疲労回復効果がビタミンCにはあります。

ビタミンCは食べてから3時間後には尿として排泄されてしまうため、食事からたくさん食べても問題になりません。

 

アリルイソチオシアネートの栄養と効果

アリルイソチオシアネートは大根の辛味成分でイオウ化合物です。

トウガラシや胡椒などの辛味は、直接舌にくっつくことで辛味を感じるものです。

大根の辛味であるアリルイソチオシアネートはカラシやわさびにも含まれる成分で、鼻に来る辛さなのが特徴です。

わさびはおろす前は辛さが鼻に来ませんし、大根もおろす前は辛味を感じません。

大根の細胞がおろすことで傷がつき、ミロシナーゼという酵素の働きでアリルイソチオシアネートが出来ることが辛味成分が発生するためです。

熱に弱い特徴があるため、煮物などよりも加熱しない大根おろしの汁にはアリルイソチオシアネートが多く含まれています。

アリルイソチオシアネートの効果は、がんになる前の異常になった細胞が増えるのを抑える働きがあるため、抗がん作用があります。

この他には殺菌効果、食欲増進効果があります。

血小板が集まってまとまって固まるのを抑える働きがあるため、血液サラサラ効果があります。

 

酵素の栄養と効果

大根おろしの汁の酵素は、アミラーゼ、リポキシナーゼ、先にお話ししたアリルイソチオシアネートを作る酵素であるミロシナーゼがあります。

いずれの酵素も熱に弱い性質があるため、加熱しない大根おろしの汁は酵素が減らずに残っています

アミラーゼは、糖質を分解する酵素のため、糖質の多い白飯を食べる時に一緒に食べることで胃での消化を助けてくれます。

リポキシナーゼは、脂肪を分解する酵素のため、油脂の多いおかずを食べる時に一緒に食べることで胃での消化を助けてくれます。

さんまの塩焼きや豚カツや天ぷらに大根おろしの汁の含んだおろし大根と一緒に食べた時は胃もたれしにくいのは、リポキシナーゼのおかげでもあります。

どちらの酵素も消化を助けてくれるため、食べ過ぎた時に大根おろしの汁を飲んでおけば、翌日の胃もたれになりにくいです効果があります。

ビタミンC、辛味成分、酵素のいずれも空気に触れていると徐々に減っていきますので、作り置きよりは出来立てを飲むのがおすすめです。

ビタミンCを例に出すとおろして5分後には10%ビタミンCが減り、2時間後には47%減るため、効果を期待したい場合には、おろしたての汁がおすすめです。

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大根おろしの汁は飲むと喉や風邪に良い?

大根おろしの汁は飲むと喉や風邪に良いです。

先にお話ししたようにビタミンCには免疫力アップの効果があるため、風邪の予防に効果的です。

すでに風邪になっていたとしても風邪ウイルスと戦うための白血球を助け、さらに風邪ウイルスともビタミンCが戦ってくれるため、風邪にも良いです。

疲労回復効果もあるため、疲れていると風邪をひきやすいため、風邪の予防に効果的です。

喉が痛い場合にもウイルスによって痛い場合は、ビタミンCによってウイルスに立ち向かえるため、効果があります。

菌によって痛めている場合でもアリルイソチオシアネートに殺菌作用があるため、菌と戦ってくれるため効果的です。

喉だけであれば、うがいに使えば、殺菌作用は効果があるため楽になります。

 

大根おろしの汁の栄養 まとめ

<大根おろしの汁の栄養と効果>

 

ビタミンC:美肌効果、抗がん作用、動脈硬化、心筋梗塞、脳梗塞などの予防、免疫力アップ、疲労回復効果

 

アリルイソチオシアネート:抗がん作用、殺菌効果、食欲増進効果、血液サラサラ効果

 

酵素:胃もたれ予防効果

ビタミンC、アリルイソチオシアネートの効果によって喉と風邪に良く、予防にもなることが分かります。

また、ビタミンC、アリルイソチオシアネート、酵素は熱に弱いですが、加熱しない大根おろしの汁は減らずに残っているので安心です。

ただし、空気に触れると減っていくため、おろしたての汁を早めに飲むのがおすすめです。

風邪予防、健康のためには大根おろしの汁は捨てずに飲んでくださいね!

記事作成:管理栄養士 SIMO

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