寒い冬の間に、土の中で耐え、春の訪れとともに、わらびが顔を出し始まますね。
春を感じるのに、季節のものを食べるのは良いことです!
山菜を取りに行くのは、なかなか難しいですが、道の駅や産直などで、わらびを手に入れるのが容易になりました。
どうしても、売っている物は取ってから時間が経つとあくがまわり味が落ちてしまうため、あく抜きは必須です。
ここでは、わらびのあく抜きの方法を灰、小麦粉、塩、重曹を使った場合で、紹介します。
記事作成:管理栄養士 Simo
わらびのあく抜きを灰を使う方法は?
わらびの根元を折り、灰をふりかけて熱湯をたっぷり入れ、蓋をして一晩おきます。
1.わらびの根元を折ります
2.灰(わら灰、いろりの灰、木灰など)をわらびの表面にふりかけます
根元の部分に先に灰をふりかけると硬くなりません。
その後、全体に灰をふりかけるようにします。
3.熱湯をたっぷり入れます
熱湯をわらびが浸るくらいまで入れます。
4.蓋をして一晩おきます
朝採りの場合や朝採りを購入した場合は、すぐにあく抜きし、夕方までおくといいですよ。
5.水洗いすると調理に使えます
灰をしっかり落とします。
わらびのあく抜きを重曹でする方法は?
わらびの根元を折り、0.2~0.3%の重曹水で4~5分ゆで、一晩おきます。
1.わらびの根元を折ります
2.わらびの重さを量ります
3.わらびの重さの2倍の量の水に0.2~0.3%の重曹を入れます
例えば、わらび500gであれば、1Lの水に、重曹2g~3gを入れます。
重曹が多すぎるとわらびが溶けてしまうので必ず量るようにしてください。
重曹は食品売り場に売っています。100円ショップにも売っています。
お掃除用の重曹もあるため、食品用を買うように気を付けてくださいね。
少量しかあく抜きには使わないですが、重曹は他の山菜のあく抜きに利用したり、お菓子作りのベーキングパウダーの代わりとして利用したり、手作り入浴剤に利用してもいいですね。
4.重曹を入れた水にわらびを入れて、4~5分ゆでます。
5.ゆでた後は、そのまま一晩おいておきます
6.水洗いすると調理に使えます
わらびのあく抜きは重曹が私のお勧めです。
灰は手に入れるのが難しいのでしたことがありませんが、テレビで特集されていて時短で、重曹がどこで売っているか知らなかったので、小麦粉を使った方法をしてみました。
小麦粉を使った方法はあくが残ってるような苦みを感じました。
重曹は100円ショップのお菓子コーナーで発見し、チャレンジしたところ、あくを感じなかったのでお勧めです。
わらびのあく抜きを小麦粉を使う方法は?
たった、15分程度であく抜きできます。
水1Lに塩小さじ2、小麦粉大さじ4を入れ、よく混ぜてから火にかける。沸騰後にわらびを入れて弱火で3~4分ゆでて、冷水で10分間ひたします。
1. 大きめの鍋に水1L、塩を小さじ2、小麦粉を大さじ4を入れ、泡だて器を使って、しっかり混ぜます
2.よく混ぜてから火にかけます
3.沸騰後に根元を折ったわらびを入れ、弱火で3~4分ゆでます
4.しっかり洗って、小麦粉を取り除きます
わらびから出たあくを小麦粉が吸着しているため、しっかり洗いおとします。
5.冷水で10分間ひたします
冷水にさらすだけでもあくが少し抜けるので、ここでもあく抜きをしていることになりますね。
小麦粉を使う方法は、どうしても早く食べたい人は向けですね。
わらびのあく抜きを塩だけでする方法は?
水1Lに塩大さじ3~4を入れ、沸騰後にわらびを入れ、弱火で20分ゆで、水で洗い、一晩水につけておきます。
1.大きめの鍋に水1Lに塩を大さじ3~4を入れます
2.火にかけ、沸騰後に根元を折ったわらびを入れ、弱火で20分ゆでます
3. わらびが軟らかくなっていたら、取り出します
4.水でしっかり洗います
5.大きめの鍋に水と4のわらびを入れて、一晩ひたします
灰、重曹、小麦粉がどうしても用意できない場合には、塩だけであく抜きもできますが、他の方法よりあくが残りやすいです。
わらびの美味しい食べ方は?
わらびの食べ方は、わらびのお浸し、みそ汁、わらびの塩漬けなどがあります。
春を一番感じるなら、わらびのお浸しがおすすめで、ゆでるだけなので簡単です。
お子さんの居られるご家庭やわらびを初めて食べる方はみそ汁に入れるのがお勧めです。
わらびのお浸し
1.あく抜きしたわらびを水洗いし、たっぷりの熱湯で1分ほどゆで、水で冷やします
2.水気を切り、食べやすい大きさに切ります
3.お好みで、醤油、ポン酢、しょうがなどで味付けします
ほうれん草のお浸しの作り方と変わらないので簡単ですよね。
ただし、子供は好きではない食べ方なので大人だけ楽しむことになりますね。
わらびのみそ汁
1.あく抜きしたわらびは長さ3㎝に切ります
2.油揚げは熱湯を通し短冊切りにします
3.あとはご家庭のみそ汁の作り方で作ってください
いつものみそ汁が具にわらびが入るだけで春を感じる1品になりますよ。
まとめ
わらびは、時間が経つとあくがまわり味が落ちてしまうため、あく抜きは必須です。
わらびのあく抜きの方法には、4つの方法があります。
・灰をかけて熱湯をかける方法
・重曹水でゆでる方法
・小麦粉と塩を入れてゆでる方法
・塩だけでゆでる方法
2つの方法のみの比較ですが、経験上、あくがきちんと抜けるのは重曹水だと感じました。
わらびは大人はお浸し、子供のいる家庭ではみそ汁でおいしくいただけますよ。
記事作成:管理栄養士 Simo
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