寒くなるとおでんが美味しくなりますよね。
コンビニのおでんも美味しいけれど、自宅で作るおでんも最高ですね。
ここで悩んでしまうのが、おでんの献立。おでん一品でもいいのかなとか味が単調なのが気になるって方も多いですよね。
そこで今回は、おでんの献立と副菜、ご飯ものについてご紹介させていただきます。
記事作成:管理栄養士 SIMO
目次
おでんの献立のポイントは?
おでんの献立のポイントは、ご飯ものの追加、彩の良い野菜料理や箸休めになる料理を追加することです。
おでんはたんぱく源に厚揚げ、卵、牛筋じ肉、練り製品などがあり、野菜は大根、にんじん、こんにゃくなど、糖質は餅巾着、里芋、じゃがいもがあり、必要な栄養が入っています。
具の選び方によって不足する栄養は変わってきますが、おでんだけで1食分の栄養を確保できます。
おでんの具はたんぱく質が中心になり、野菜や糖質が多いものは種類が少ない傾向にあります。
同じ具ばかり食べるのはつらいため、野菜と糖質が少なめになりがちです。
献立のポイントとして、野菜料理の追加、ご飯物の追加が必要です。
栄養面が良くてもおでんだけがおかずだと具が違っても同じ味が続いてしまい、飽きてしまいます。
大人は辛子を使って味を変えて楽しめますが、辛子が苦手なことの多い子供には飽きやすいです。
おでんの献立のポイントは同じ味が続くのを避ける箸休めを用意することです。
箸休めになる物は、サッパリしたものやおでんと味つけが違う物、辛子以外の刺激のある物があります。
おでんは煮込むことで、ほとんどの具が茶色になってしまいます。残念ながら、彩りが悪いのが特徴です。
このため、茶色以外の彩りを添えることで献立として食卓が華やかになります。
おでんに合う副菜は?
献立のポイントを押さえた具体的なおでんに合う副菜を紹介していきます。
浅漬け
箸休めの定番である浅漬けは、おでんの味に飽きた時に1口食べると口の中がリセットできます。
具には、キャベツ、白菜、きゅうりなどおでんに使っていない野菜を選びます。
唐辛子も入れてピリ辛にしてもおでんの辛子と違う辛味などの良いアクセントになります。
酢の物
おでんと同じ和食のおかずで、酢の物は口の中がさっぱりさせることが出来るので同じ味が続くおでんの間に食べるおかずとして相性が良いです。
具には白菜、にんじん、きゅうり、トマト、わかめ、もやしなどおでんに使っていない物を中心に選びます。
生姜をたっぷり使って、刺激をアップさせてもおでんの辛子と違う刺激のため、箸休めにおすすめです。
ナムル
おでんと同じように醤油や砂糖が使ってあってもごま油を使ってあるため、ナムルはおでんと味が変わります。
箸休めとして、おでんと合います。
具にはもやし、ほうれん草、にんじん、トマト、ごまなどを選びます。
茶色が中心のおでんに対してナムルの白、緑、赤の彩りは食欲がさらに刺激されます。
きゅうりのおろし和え
おろし和えと言えば大根を使いますが、大根はおでんに使っているため、きゅうりのおろし和えにするのがポイントです。
おろし和えのさっぱりさが、おでんの箸休めにちょうど良いです。
具にはきゅうり、わかめ、にんじん、トマト、しらすなどを選びます。
味付けは醤油ではなく、ポン酢にすることでおろし和えのサッパリ加減を損なわずに強化できます。
おでんに合うご飯ものは?
おでんは同じ味が続き、醤油と出汁が効いているため、白飯のほのかな甘味が相性が良いです。
ただ、餅巾着やじゃがいも、里芋などの芋類も具に使われているため、糖質が多くなりすぎてしまいます。
このため、少しのご飯を食べるのなら、小さなおにぎりにするのもおすすめです。
白飯以外におでんと合うご飯ものを紹介します。
ゆかりご飯
ふりかけであるゆかりをご飯にかけるだけですが、ゆかりの風味がおでんと異なるため、おでんを引き立ててくれます。
混ぜ込まずに、白飯の中心にゆかりをかけるようにすると白飯の状態でも食べることができるので、おでんを最後まで美味しく食べやすくなります。
わかめご飯
ふりかけであるわかめをご飯にかけるだけですが、塩味が中心になり、おでんにない海の磯味も堪能でき、おでんを引き立てます。
おでんにおすすめの献立は?
おでんと相性の良いおかずをいくつか紹介してきました。
実際に献立として紹介していきます。
①定番献立
白飯、おでん、浅漬け(キャベツ、きゅうり)
おでんばかりで飽きるため浅漬けがあることで良い箸休めになり、色々なおでんの具を最後まで楽しめます。
茶色が中心のおでんに鮮やかな緑色を追加できるため、食卓の彩りも良くなります。
②定番献立
白飯、おでん、酢の物(白菜、にんじん)
おでんの出汁の味以外である酢の物を組み合わせると良い箸休めになります。
おでんの具である餅巾着、じゃがいもや里芋などのイモ類のあとに酢の物を食べるとよりサッパリできます。
③定番献立
白飯、おでん、ナムル(もやし、ほうれん草、にんじん、ごま)
ナムルは韓国料理ですが、調味料に醤油やごま油を使っているため、おでんとも相性が良く、良い箸休めになります。
韓国料理と和食の和韓折衷な献立です。
④定番献立
ゆかりご飯、おでん、おろし和え(きゅうり、わかめ、しらす、ポン酢)
餅巾着があると白飯をたくさん食べると糖質が多くなりがちです。ゆかりで味にアクセントをつけ、少量のご飯を用意するとおでんにあります。
おろし和えもポン酢を使うことでさっぱりします。
ゆかりのアクセントとおろし和えの箸休めのある食欲が出る献立です。
⑤簡単時短献立
白飯、具たっぷりのおでん
おでんのみで、たんぱく源は厚揚げ、卵、牛筋じ肉、練り製品などで十分確保されます。
野菜は大根、にんじん、こんにゃくなどで十分に確保されます。
このため、おでんだけで献立を完成させても問題ありません。
時間がない時のために先に煮込んでおけるおでんは時短に最適です。
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