夏になると店にも登場する冷やし中華、冷麺は夏の定番ですメニューですね。
食べるとさっぱりしますし、夏バテ気味でも冷やし中華や冷麺なら食べられる!という人もいると思います。
ただ家で食べる時、特に夕ご飯にするには、麺類だけだと手抜きなイメージがあったり、なんとなく腹持ちが悪いと悩みますよね。
そこで今回は、管理栄養士が考える
・冷麺、冷やし中華に合う具材
・野菜のおかずの副菜
・冷やし中華と食べたい肉類・魚類のおかず
・おすすめの献立の組み合わせ
についてご紹介していきます。これで冷やし中華、冷麺の日でも献立に迷いませんよ!
記事作成:管理栄養士 SIMO
目次
冷麺、冷やし中華に合うおかずのポイント!
冷麺、冷やし中華は、冷たいことだけでなく、他の麺類と違って野菜が多く取れ、栄養バランスが良いのが嬉しいですよね。具を増やして、冷麺、冷やし中華のみでおかずとしても良いほどですよ。
冷やし中華、冷麺のおかずのポイント!
①濃い味の副菜にする!
夏向けということからごま味、しょうゆ味とあっさりしている味付けなので、物足りない!という方は、味付けの濃いおかずをそろえると良いですね。
②火を通したおかずにする!
夏場に食べることが多いので冷たいと身体も冷えて嬉しいですが、冷えすぎは女性の大敵です。
基本的に生のおかずをトッピングしているため、他にもおかずを用意する場合は火を通したものがおすすめです。
③ご飯など炭水化物の取りすぎに注意!
冷麺も冷やし中華も使う麺は中華麺です。
中華麺1玉は328kcalとご飯茶碗軽く1杯と半分(200g)程度です。
そば1玉224kcal、うどん1玉231kcalと比べても高カロリーなのが分かります。
冷麺、冷やし中華に主食となるご飯類を追加するのは男性であったり、運動量の多い人ならば良いですが、小柄な女性は控えたいものです。
エネルギーの取りすぎは肥満に繋がるので注意して下さいね。
冷麺、冷やし中華に合う具材は?
野菜:きゅうり、トマト、椎茸、わかめ、しそ、ズッキーニ、小ねぎ、焼きナス
たんぱく質類:ロースハム、錦糸卵、焼き豚、鶏ささみ
それでは、冷麺・冷やし中華に合う具材を定番の物から変わったものまで詳しくご紹介しますね。
野菜類
きゅうり、トマト、椎茸、わかめ、しそ、ズッキーニ、小ねぎ、焼きナス
野菜はビタミン、食物繊維が多いので必ず食べたいものです。
1食で生の状態で両手のひら1杯分が1食に必要な野菜の目安量ですので、野菜が足りているか目安にして下さいね。
きゅうりも普通に千切りするよりもスライサーなどで薄くスライスしてから千切りすると細くなりたくさん食べるのが簡単になります。
どの野菜、海藻も自己主張が少ない物が多いので冷麺、冷やし中華に合います。
あとは、彩りの面からはトマトは必須ですよ。
たんぱく質類
ロースハム、錦糸卵、焼き豚、鶏ささみ
冷やし中華の定番はロースハムや焼き豚ですが、加工食品のため味付けが濃く、塩分や脂肪が多くなりがちです。
時間に余裕があれば、鶏ささみを大皿に酒と塩少々と共にふんわりラップをかけ電子レンジで蒸してから冷やし、割いた状態にしたものがおすすめです。
ロースハムのピンクの彩りが減ってしまいますが、トマトや錦糸卵があれば目立ちませんよ。
冷麺、冷やし中華と一緒に食べたい副菜は?
・小松菜の煮びたし
・にんじんしりしり(沖縄のにんじんの炒め物)
・焼きナス
・蒸し野菜のサラダ
・きんぴらごぼう
冷麺と冷やし中華に合う具材を紹介しましたが、緑黄色野菜が少なくなりがちです。
小松菜、にんじんは緑黄色野菜なので足りないビタミンA部分を補ってくれます。
どの料理方法も加熱をしているので消化されやすく、胃への負担も減り、生の具材の使用が多い冷麺と冷やし中華と一緒に食べても体を冷やしすぎない工夫ができます。
味付けも好みによって濃くできますし、野菜料理は味が濃くなりがちなので、あっさりした味の冷麺と冷やし中華にぴったりですよ。
冷麺、冷やし中華に合うお肉・お魚のおかずは?
・チンジャオロース
・唐揚げ
・野菜の肉巻き
・豆腐の肉みそかけ
・照り焼き魚
・ムニエル
・エビフライ
・エビチリ
冷麺も冷やし中華も中華料理に分類されるので、チンジャオロース、唐揚げ、エビチリと相性は良いです。
献立としても今日は中華の日!と統一できますよ。
味の面では冷麺と冷やし中華のあっさりしすぎて物足りない部分をどれも味が濃いのでフォローしてくれます。
特にチンジャオロースや照り焼きの醤油、みそ、ムニエルのバター、チリソースは味がしっかりしていて、醤油やごま味のものと一緒に食べても相性が良いです。
麺類はツルツル食べてしまって食べ応えがなく、満腹感が得られにくいです。揚げ物はしっかり噛む必要があるので食べ応えもあり相性が良いですね。
冷麺、冷やし中華に合う汁物・スープは?
・わかめスープ
・すまし汁
・とろろのすまし汁
・中華スープ(具はトマト、ネギ、わかめ、ごまなど)
中華料理に合わせて中華スープを用意するのは定番です。
具材はトマト、ネギ、わかめ、ごまなどお好みで選んで良いです。冷麺と冷やし中華のたんぱく質の具やお肉とお魚のおかずがない場合は豆腐を追加するのも良いですね。
家に中華スープの素などがなく、中華料理だけは嫌な方は、すまし汁が和食の中ではおすすめです。
あっさりとした味が特徴のすまし汁ですが、温まりますし、だしが利いていて他のおかずの邪魔をしませんよ。
冷麺、冷やし中華のおすすめ献立!
色々ご紹介しましたが、どれを組み合わせれば良いのか悩みますよね。5つほどパターンとしてご紹介します。
中華料理満喫 献立①
冷麺または冷やし中華
チンジャオロース
中華スープ(豆腐、ネギ)
中華料理満喫 献立②
冷麺または冷やし中華
エビチリ
中華スープ(トマト、ネギ、わかめ)
手間暇たっぷり 献立①
冷麺または冷やし中華
唐揚げ
小松菜の煮びたし
すまし汁
手間暇たっぷり 献立②
冷麺または冷やし中華
照り焼き魚
きんぴらごぼう
わかめスープ
フライパン1つだけレシピ①
冷麺または冷やし中華
野菜の肉巻き
にんじんしりしり
こんな感じで少し手が込んだものから、フライパン1つで出来る献立までご紹介いたしました。夏の暑い日にバランス良く食べて夏バテ防止したいものですね。
冷麺・冷やし中華の献立のまとめ
冷麺と冷やし中華は中華麺が高カロリー、身体を冷やしすぎることに気を付ければバランスの良い麺類です。
他におかずを用意するのが大変であれば、具材を野菜たっぷり、錦糸卵、蒸し鶏などにするとおかずなしでも充分ですよ。
時間に余裕もあるし、色々と食べたい場合は、味付けが濃い物、緑黄色野菜、加熱したもの(特に揚げ物)、温かい物を中心に揃えると栄養バランスが良くなり、身体も温まり、心も満足します。
冷麺または冷やし中華、唐揚げ、小松菜の煮びたし、すまし汁のような献立を参考にしてみて下さいね。
記事作成:管理栄養士 SIMO
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