「人参は栄養が豊富と言われているけれど、どんな効果があるのだろう?」
「人参って加熱するのがいいの?それとも、生のまま食べる方が栄養価が高いのかな?」
野菜炒めやシチュー、肉じゃがなど、どんな料理にも人参が入っていますよね。毎日のように人参を食べているという方も多いと思います。
私も毎日にんじんを使って料理をしていますが、カロテンが含まれているということを知っているだけでそれ以上何も知りませんでした。家族がもっと健康でいれれるようにと思って調べました!
それでは、人参の栄養と効果、効能について詳しくご紹介していきます。人参の栄養価を高めるには、より効果的な食べ方がありますのでそちらもご覧くださいね。
目次
人参に含まれている栄養は?
β-カロテン 8600μg
カリウム 300mg
食物繊維 2.8mg
にんじんはβ-カロテンの王様とよばれています。
その理由は、人参のカロテンは8600μgに対してかぼちゃ4000㎍、小松菜は3100㎍と他の野菜の倍以上のβ-カロテンを含んでいるからです。
それでは、詳しく栄養についてみていきましょう。
β-カロテン
にんじんのβ-カロテンはガンや脳卒中の原因となる活性酸素の増加を抑えてくれます。動脈硬化や心臓病などを予防する効能もあります。
そのほかにも白内障の予防、視力の維持、眼精疲労などの目の健康に役立ちます。
さらに皮膚や粘膜を強化する働きがあるため、美肌効果やアンチエイジングに効果があります。また、喉や鼻の粘膜を強くするため、風邪予防や免疫力の強化になります。
このように、β-カロテンは健康を守るため様々な役割があります。
カリウム
カリウムは余分な塩分を体内から排出する働きがあるため、むくみ防止に効果があります。
血圧を維持したり、細胞を健康に保つ役割もあります。
食物繊維
腸の働きを活発化させるため、便秘の解消に効果があります。また、体内で必要のないコレステロールを排出してくれる役割もあります。
こう見ると、人参すごいですよね。人参っていつもある野菜なので注目していませんでしたが、β-カロテン、カリウム、食物繊維が豊富に含まれていて万能薬のようですね。
人参の栄養価が一番高いのは皮?真ん中?
β-カロテンは皮の近くに多い!
人参は皮側が最も栄養が豊富で、真ん中にいくほど栄養が少なくなります。β-カロテンは、皮側には中心部より2.5倍、ポリフェノールは4倍の量が含まれているのです。
ですので、料理をするときは出来るだけ皮をむかずに食べることをおすすめします。
もし皮をむく場合は、皮はせん切りにしてきんぴらや炒め物にすると栄養を捨てずにいただくことができます。
これ、結構間違っていた方は多いのではないでしょうか。
私は母から人参には栄養が含まれているから皮は剥いてはダメ!と言われてきたので、にんじんの皮はむかないものだと思っていました。でも、友達と一緒に料理をしたときに皮をむかなかったら「えーーー!汚いー!( ゚Д゚)」と言われたことがありました。
今ここで友達に伝えます!
「にんじんの皮をむいちゃダメー!栄養は皮にあるよー!」
人参の栄養の取り方。生か加熱どちらがよい?
人参は油で炒めるとβ-カロテンの吸収率アップ!
人参のβ‐カロテンを効率よく吸収するためには加熱調理をすることです。
生で食べるよりも油で炒めると2倍のβ-カロテンを摂取することができます。
にんじんサラダよりも、野菜炒め、人参しりしり、シチュー、カレーで人参を食べると栄養を丸ごと取ることができます。
人参は油で調理するだけで栄養価がアップするなんて驚きでした!人参しりしりは家族全員大好きなので栄養満点で嬉しいですね。
人参の葉は栄養はある?
人参の葉にもたくさん栄養が含まれている!
カロテン、ビタミンE、ビタミンK、葉酸、カリウムなど人参以上に栄養が含まれているものもあります。ですので、葉は捨ててしまわずに炒め物や煮物、スープなどに入れて料理してくださいね。
人参の葉はなかなか手に入らないですが、葉つき人参を購入できたときは捨てずに必ず料理に使った方がよいですね。
人参の旬にはさらに栄養価アップ!
人参の旬は11月~1月です。
秋から冬の時期の人参は甘みがあり栄養価も高いので美味しい時期となります。
しかし、全国で生産されているため、一年中産地を代えて出荷されています。
人参にも旬があるんですね。一年中、購入できるので旬を気にしてない方も多いのではないでしょうか。11月~1月の甘くて栄養価が高い時期には人参をたくさん食べて栄養補給したいですね!
人参の種類
五寸にんじん:一般的なにんじんで高品質。冷涼地では秋に収穫されます。あらゆる調理に適しています。
こちらがいつもスーパーで売っている人参です。
金時人参:別名は京人参。30cmと細長く、栄養はリコピンが多く含まれています。鮮やかな赤色が特徴。正月料理にかかせない人参です。
ミニキャロット:別名ベビーキャロット。均一な形に10cmほどの長さでサラダとして生食することが多いです。
ベターリッチ:甘みが強く、特有のくせもなく生食でもおいしい人参です。ジュースや煮物にも最適。
まとめ
・人参の栄養
β-カロテン 8600μg
カリウム 300mg
食物繊維 2.8mg
・β-カロテンは皮の近くに多い
・人参は油で炒めるとβ-カロテンの吸収率アップ!
・人参の葉の栄養
カロテン、ビタミンE、ビタミンK、葉酸、カリウムが豊富
・人参の旬は11月~1月。甘みや栄養価がアップ!
栄養豊富で免疫力アップや美肌効果がある人参。炒め物や油料理、煮込み料理に取り入れて健康的になりたいですね。
今日の我が家の晩御飯は、かき揚げにしようかな~と思います^^
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