お祝いごとのご飯と言えばお赤飯ですよね。お正月だけでなく、我が家では何かお祝いがあるたびに夕食にお赤飯を食べています。
そこで今回は、お赤飯に合う肉・魚のおかず、副菜、汁物をご紹介していきます。
また、簡単に献立を考えて頂けるように管理栄養士が考えたバランスの良い献立もご提案します。
記事作成:管理栄養士 SIMO
目次
お赤飯の献立を考えるときのポイントは?
お赤飯は主食の1つのため、献立を考える時にはメイン料理、野菜料理、汁物を揃えるように気をつけます。
お赤飯はもち米を使っているため、もちもちした食感、小豆の甘味が特徴です。
餅は喉越しが良くないため、汁物や煮汁などが多いおかずを揃えるのがポイントです。
小豆の甘味を引き立てるためにごま塩をふりかけるため、塩味と相性が良いですね。
おかずには、塩や醤油を使ったものを揃えるとバランスがよくなります。
お赤飯は名前の通りに赤い色になっているのが特徴です。
おかずには、緑のほうれん草やきゅうり、白の豆腐などを取り入れると献立の全体の彩りが良く、食欲がそそられます。
白ご飯も食べたい!と言う人や子供がお赤飯が少し苦手な人は、茶碗の中で白ご飯とお赤飯を半分づつにするのも良いです。
紅白は縁起が良いですし、見た目も綺麗ですね。
お赤飯が食べられないと主食がなくなってしまうため、初めてお赤飯を食べる人がいる時は白ご飯も用意すると食べやすいですよ。
お赤飯に合う肉・魚のおかずは?
お赤飯にはしっかりとした肉・魚の主菜を用意したいところです。
お魚料理、お肉料理は割と何でも合うのですがその中でも特におすすめの料理をご紹介していきます。
1. 魚の塩焼き
お赤飯にはごま塩が相性が良いと知られているように塩と相性が良いです。
鯛やあじ、さんまなどの魚を選びます。
2. 照り焼き
お赤飯は塩だけでなく、醤油の塩味とも相性が良いです。
照り焼きは和食の1つでもあるため献立として組み合わせるとバランスがよくなります。
鶏肉、ぶりなどを照り焼きにします。
3. 豚カツ
豚カツは、揚げ物のジューシーさがお赤飯のもっちり感と相性がばっちりです。
衣がサクサクしているとお赤飯との食感の違いが出て、美味しく食べられます。
同じ揚げ物の唐揚げ(鶏肉、白身魚)、フライ(白身魚、エビ、牡蠣)とも同じ理由で相性が良いです。
4. 天ぷら
天ぷらは和食の定番の1つでもあり、抹茶塩をつけて食べるほど塩と相性が良く、同じく塩と相性の良いお赤飯とも相性が良いです。
具には、白身魚、鶏肉、エビ、なす、しそ、にんじん、きのこなどを選びます。
特に海老は長寿の縁起物のため、お祝いの献立に使いやすいです。
お赤飯に合う副菜のおかずは?
お赤飯に合う副菜は和風の料理が箸休めの役割もして相性が良いですね。お赤飯のモチモチ感と副菜の食感の違いで美味しく食べられます。
1. 煮物
和食のお赤飯と和食の定番の1つの煮物は相性が良いです。
若竹煮、筑前煮、ひじきの煮物、大根と豚肉の煮物などを選びます。
2. きんぴらごぼう
きんぴらの醤油の塩加減がお赤飯と相性が良いです。
大人はトウガラシを入れてピリ辛感も楽しめます。
3. 酢の物
お赤飯のもち米のもさもさ感を酢の物の酢がサッパリさせてくれるため相性がばっちりです。
具には、きゅうり、にんじん、キャベツ、オクラ、タコ、生姜などを選びます。
4. お浸し
和食のおかずの定番の1つのため、同じく和食のお赤飯と相性は良いです。
具には、ほうれん草、小松菜、にんじんなどを選びます。ごま和えにしたり、鰹節をかけても良いです。
お赤飯に合う汁物は?
汁物もやはり和食の料理が良いですね。お祝いの時には、お味噌汁よりもおすましの方が品が出るのでおすすめです。
1. すまし汁
みそ汁も合いますが、すまし汁だと献立に品が出るのでお祝いで食べられるお赤飯にぴったりです。
具には麩、豆腐、にんじん、ねぎ、小松菜、筍、三つ葉、わかめ、とろろ昆布などを選びます。
2.みそ汁
和食のお赤飯と相性はばっちりです。
具には、豆腐、キャベツ、玉ねぎ、にんじんなどを選びます。
3. 茶碗蒸し
汁気のたっぷりの茶碗蒸しは献立として考える時には汁物の位置づけで考えるとバランスよくできます。
和食のお赤飯と汁気が多い茶碗蒸しは相性がバッチリです。
お赤飯におすすめの献立は?
お赤飯を食べる時はお祝い事が多いので好物を中心にしても良いですが、普段でも食べる時の献立や相性の良い献立を紹介します!
①お祝い献立
・お赤飯
・鯛の塩焼き
・若竹煮
・すまし汁(豆腐、にんじん、小松菜)
鯛のおめでたい、筍のまっすぐ育つ、大豆製品の豆腐のまめまめしい(真面目)と縁起物が揃っていて栄養バランスの良い献立です。
②お祝いでも肉好きな子供のための献立
・お赤飯
・豚カツ
・きんぴらごぼう
・すまし汁(とろろ昆布、にんじん、三つ葉、麩)
豚カツの勝つ、ごぼうの根が深いことから将来安泰、昆布の喜ぶと縁起物が揃っていて栄養バランスも良い献立です。
③普段も食べたいお赤飯献立~魚メイン~
・お赤飯
・ぶりの照り焼き
・ひじきの煮物
・みそ汁(玉ねぎ、にんじん、ねぎ)
みそ汁があることで、お赤飯と照り焼き、煮物の胃もたれ感、口の中のもさもさ感を緩和できる献立です。
ぶりは出世魚なので縁起物もこっそり入っています。
④普段も食べたいお赤飯献立~肉メイン~
・お赤飯
・唐揚げ
・酢の物(きゅうり、にんじん、生姜)
・茶碗蒸し
お赤飯のもち米、揚げ物と胃もたれ感が強く、食べ続けると飽きが来やすいおかずを酢の物の酢と茶碗蒸しの汁気が上手く調和してくれる献立です。
⑤簡単バランス献立
・お赤飯
・煮豚(大根も煮る)
・ほうれん草の浸し
・季節の果物
レトルトのお赤飯も販売され、時短が容易になっています。
煮豚は調理時間は長いですが、煮込んでいる間は浸しや果物を用意したり他のことができるので実はお助け献立です!
翌日用に茹で卵も一緒に煮こんだり、煮汁を冷凍して再利用もできますよ。
まとめ
<お赤飯に合う肉・魚のおかず>
1. 魚の塩焼き
2. 照り焼き
3. 豚カツ
4. 天ぷら
<お赤飯に合う副菜のおかず>
1. 煮物
2. きんぴらごぼう
3. 酢の物
4. お浸し
<お赤飯に合う汁物>
1. すまし汁
2. みそ汁
3. 茶碗蒸し
お赤飯に合う主菜・副菜や汁物をご紹介しました。こちらをご参考に献立を考えるとバランスの良い食卓になりますよ。管理栄養士が考えた献立も是非ご参考にしてくださいね。
記事作成:管理栄養士 SIMO
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