大根おろしを食べて辛い！苦い！とツライ思いをしたことが一度はあると思います。
辛くないと言われている葉っぱに近い部分を使ったのに辛い場合や思っていたより辛い場合など、辛い経験をすることは多いです。
調理中に味見をして、辛さや苦味がひどい時の対処方法が分かれば、安心できますね。
ここでは大根おろしが辛かった時の食べ方、アレンジレシピを紹介します。
大根おろしは食べたいけど、辛いのが心配な人は参考にして下さい。
記事作成：管理栄養士 SIMO
目次
辛い大根おろしの辛み・苦味をとる方法は？
辛い大根おろしの辛味を取る方法は洗う、加熱、放置の主に３つあります。
この３つの方法は大根の辛味成分のアリルイソチオシアネートの性質を利用する方法です。
アリルイソチオシアネートは水に溶け、熱に弱く、空気に逃げる性質がありますので辛みを取るのに利用します。
流水でサッと洗う
大根おろしをザルに入れ、流水でサッと洗い、水気を切ります。
大根おろしを作ったときに出る汁の部分にも辛み成分であるアリルイソチオシアネートが溶けだしているため、ザルに移し替えた時にも汁が取り除けます。
さらに流水でサッと洗うことで水にアリルイソチオシアネートが溶け、取り除けます。
電子レンジで加熱する
大根おろしを電子レンジで加熱します。
大根おろしを鍋で加熱すると焦げやすいため、電子レンジが手軽でおすすめです。
加熱時間は大根おろしの量などで変わるため、大根おろしを触って温かくなる程度まで加熱します。
10～30秒ずつ様子を見ながら加熱してみて下さい。
ラップをかけずに30分以上放置する
大根おろしを平らな皿に移し替え、空気に触れるようにラップなどせず、30分以上放置すると空気中に辛味成分が逃げます。
ポイントは深い皿ではなく、平らな皿に入れることで空気に触れる面積を増やす点です。
さらに余裕があれば、時々軽く混ぜると大根おろしが空気に触れやすくなります。
辛い大根おろしの食べ方やアレンジレシピは？
大根おろしは辛い・苦いと子供には人気がなくて食べてもらえない状況になりがちです。
辛い大根おろしは辛味を取ることが分かりましたが、大根おろしだけでは食べにくく、飽きてしまいます。
そんな時には、アレンジして辛み・苦味を減らして美味しくしてみて下さい。
みぞれみそ汁
辛い大根おろしは、みそ汁に入れると加熱され、辛みが減ります。
みそ汁を作る時に火にかける前にだしと一緒に大根おろしを入れるのがポイントです。
しっかり加熱することで辛みが減っていきます。
さらに大根の甘さもしてきますし、そのまま大根を入れるよりは早く調理できます。
みぞれ煮
辛い大根おろしも砂糖、醤油、酒、だしと一緒に煮ることで甘みが付く、加熱され、辛みが減ります。
＜材料＞
・砂糖大さじ１杯
・醤油大さじ1杯
・酒大さじ1杯
・水150ｃｃ
※大根おろし100ｇあたりの分量
大根おろしの辛さ具合に合わせて、調味料の分量を増減して好みの味にして下さい。
＜みぞれ煮にあう物＞
・さばやさんまなどの青魚
・カレイや鯛などの白身魚
・鶏もも肉
・塊の豚肉
・薄切りの豚肉
・厚揚げ
・豆腐
・揚げナス
魚や肉は臭味を取るために軽く湯がいてから、大根おろしと調味料で煮込みます。
魚、肉、豆腐は揚げてから、大根おろしと調味料で煮込むとサッパリします。
大根餅
大根がたくさんある時に消費するのには大量の大根おろしが必要な大根餅がおすすめです。
大根餅は加熱するため辛み減り、もちもちしているため、子供にも人気のおかずです。
＜材料＞
・大根1本（800ｇ程度）
・小麦粉120ｇ
・片栗粉120ｇ
・塩少々
大根おろしの汁の残り具合で粉の量が変わってくるため、増減して調整します。
具に追加して、ごま、チーズ、しらす干し、ねぎ、桜エビなどを加えても種類が増えて美味しいです。
＜作り方＞
１、大根おろしに小麦粉、片栗粉、塩を混ぜ、良くこねて丸餅のように丸めていきます。
具を追加する場合は丸める前に混ぜ合わせます。
２、熱したフライパンに油を入れ、大根餅の両面を焼いていきます。
ホットプレートで子供と一緒に作っても楽しいです。
３、完成したら、醤油、砂糖醤油、ポン酢、麺つゆなど好みに合わせて、付けて食べます。
辛い大根おろしの食べ方 まとめ
大根おろしが辛いとせっかくおいしいご飯の楽しみが半減しますね。
＜辛い大根おろしの辛みをとる方法＞
①流水でサッと洗う
②電子レンジで加熱する
③ラップをかけずに30分以上放置する
＜辛い大根おろしのアレンジレシピ＞
①みぞれみそ汁
②みぞれ煮
③大根餅
辛い大根おろしの辛み・苦味を取る方法とアレンジレシピをご紹介しました。食べにくい大根おろしに出会ったときはぜひご参考にしてくださいね。
記事作成：管理栄養士 SIMO
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